ブドウが美味しい季節になりましたね。スーパーに行くとたくさん並んでいます。
マスカットや巨峰など甘くて美味しいですね。どちらが甘いかと問われると返答に迷いますが、私的にはどちらかと言えばマスカットですね。
値段もそこそこしますけれど…。
今回は、旬のブドウ!どっちが甘いの房の上か下か?栄養は?保存方法は?食べすぎるとどうなるのについて紹介します。
ブドウって房の上と下ではどちらが甘いかご存知ですか?房の上と下、どちらが甘いか意識して食べたことがないので、調査してみました。
目次
ブドウは今が旬

ブドウって種類によって旬が異なるんですが、日本で60種類以上栽培されているそうです。
ブドウの旬の季節は8月から10月にかけてですが、今が一番美味しい季節だそうです。
ブドウはどっちが甘い!房の上か下か?

結論から言うとブドウの房の上と下では、上のほうが甘いんです。
なぜかといえば、ブドウは、太陽の光を浴びると枝に近い方から熟成していくので、上の方が下と比べて糖度が高くなると言われます。
ブドウを食べるとき、上から食べるか下から食べるかなど、意識していない方が多いかもしれません。
でも、実はぶどうの実は房の上のほうと下のほうでは甘さが違うそうです。
そして、面白いことにブドウ1粒の上と下でも甘さが変わってくるんです。
房に付いている上のほうより、粒の下のほうが色づきも良く甘みも強いです
ブドウを食べる時、房のしたから食べてみてください。きっと今年のブドウはめちゃ甘いと感じますよ。
ブドウの栄養って?

ブドウにはポリフェノールが豊富にあることはよく知っていますね。
それ以外にどんな栄養素があるのか見ていきましょう。
- ブドウ糖
- ビタミン
- ミネラル
- ポリフェノール
- 有機酸
- ペクチン
順番に説明します。
ブドウ糖
ブドウ糖は、体内に取り込まれると素早くエネルギーに変換されると言われます。
そのため、体の疲労回復に大きく貢献してくれていて、脳の唯一のエネルギー源であるともいわれています。
頭を使う作業をするときなどは、脳のエネルギー補給としてブドウを食べるといいですね。
ビタミン
ブドウには、特にビタミンCやビタミンB群が豊富にあります。
ビタミンCは、皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須な水溶性ビタミンの一種です。
抗酸化作用があり、ビタミンEと協力して有害な活性酸素から体を守ってくれます。
また、ビタミンB群の中でも特に、ビタミンB1には糖質の代謝を促進する効果、ビタミンB2には脂質の代謝を促進する効果が期待できます。
ミネラル
ブドウには、カリウムやリン、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
特にカリウムの含有量は多く、カリウムには、塩分の排出を促し、体内のミネラルバランスを正常に保つ働きがあると言われています。
高血圧の方などには特におすすめです。
ポリフェノール
強い抗酸化力を持つポリフェノール。
特に、皮の部分に豊富なアントシアニンに、視力改善作用があると言われており、目の正常な働きのサポートをしてくれます。
また、渋み成分であるタンニンや、赤系のぶどうに豊富なレスベラトロールも含まれています。
レスベラトールの健康効果
- 肌のハリ・潤いを維持する効果
- しわ・たるみの予防効果(肌の弾力を保つ効果)
- 肌のシミを予防する効果(美白効果)
- 血流を改善する効果
- メタボリックシンドロームを予防する効果
- 肌荒れを予防する効果
参照:https://himitsu.wakasa.jp/contents/resveratrol/
有機酸
果物や野菜に含まれる酸は有機酸類です。ブドウには特に、酒石酸とリンゴ酸が豊富で、酒石酸には、善玉菌を増やして腸を健康に保つ効果があると言われています。
ペクチン
ペクチンは食物繊維の一種で、食物繊維と言えば、腸内環境を整えて便秘を改善してくれる効果で知られていますが、ペクチンには、悪玉コレステロールを減少させる作用もあると言われています。
ブドウってすごい栄養があるのですね。
ブドウ糖とかポリフェノールぐらいしか記憶になかったので、寝耳に水です。
今の旬の時期にブドウをしっかり食べておこうなんて、浅ましいことを考えているのは、私だけでしょうか?
ブドウの保存方法は?

保存する時は乾燥しないように、キッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて冷暗所か冷蔵庫の野菜室に入れると良いです。
大粒のものだと、軸を少し残して1粒ずつカットしておくと、やや長持ちします。
ブルーム(白い粉:後述します)は落とさずそのままで保存。食べる前に水洗いします。
冷凍保存する際は、先に水洗いします。
さっと洗ったら、しっかりと水分を取り、冷凍用保存袋や容器に入れて冷凍します。
シャーベット風に楽しめます。無糖ヨーグルト(カルシウム)と無調整豆乳(タンパク質、イソフラボン)を加えて皮ごとスムージーにするのも良いですね。
ブドウについている白い粉の正体は

ブドウの皮に白い粉がついていると気になったことはありませんか?
よく農薬やカビと勘違いされやすいのですが、ブルーム(白い粉のこと)はブドウ自身が作り出す物質で、ブドウの病気を予防し、鮮度を保つ働きがあります。
また、果実から水分が蒸発するのを防ぎます。
白い粉は果実に含まれる脂質から作られたろうが表面に浮き出たものです。
ブルームがついているということは、新鮮で健康なブドウである目安の一つなんですね。
ブルームを農薬だと勘違いする人がいるけれど、ブルームがたくさん付いている方が安心して食べられます。
むしろ、果実が新鮮かどうかの目安になるんです。
ブドウの食べ過ぎはNGです

実際にぶどうを食べ過ぎると、消化が悪いので胃が痛くなったり下痢を起こしてしまったりするという方がいます。
消化が悪い
ブドウは食後のデザートとして食べることが多いかと思いますが、すでにお腹がいっぱいの状態で食べると、ブドウを消化するために時間がかかります。
また、ブドウの皮は非常に消化がしづらく胃や腸内に長く停滞していると胃痛や下痢などの症状を引き起こしやすくなります。
糖尿病のリスクがある
ブドウ糖は脳のエネルギーとして使われる重要な成分ですが、血糖値を急激に上げてしまうので、食べ過ぎると糖尿病を引き起こすリスクがあると考えられます。
ブドウを食べる適量とは

ブドウは食べ過ぎなければ、栄養が豊富で身体にも良い果物です。
ただ、食べるときは、適正量を知っておかなければならないですよね。
適正量としては、ぶどうの大きさなどにもよりますが、一般的には10粒〜15粒。小さいブドウなら15粒。子供は1日あたり5~10。グラムで表すと大人で約200g、子供で100g程を目安にするのが丁度いいそうですよ。
それと、先述しましたように、空腹時なら問題はありませんが、満腹状態で食べてしまうと、少ない量であってもぶどうの副作用を引き起こしてしまう可能性があります。マジで要注意です。
日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、ブドウの可食部100グラムあたり59キロカロリーだそうです。
大粒のブドウ1粒を約15グラムとすると約9キロカロリーになります。
甘味が強ければ糖質も多くなり、エネルギー(カロリー)も高くなります。
体に良さそうな栄養素が豊富だからといって大量に食べると、デメリットの方が多くなるので、適正量に抑えておきましょう。
まとめ

今回は、旬のブドウ!どっちが甘いの房の上か下か?栄養は?保存方法は?食べすぎるとどうなるのということで紹介しました。
ブドウは栄養価も高く美容にも健康にも良いのですが、食べすぎると腹痛や下痢を起こしてしまいます。
どんな食材でも食べすぎるのはNGということですね。
適量を守って、今が旬のブドウを食べ続けて、美容や健康を維持したいですね。